留学生だより
モナコからの手紙
留学生だより the letters from switzerland

 清心高校から海外の高校へ留学中の生徒からの近況報告。
 言葉も文化も違う土地での清心生の奮闘振りを随時お伝えします。
 これからしばらくご紹介するのは、スイスへ留学しているAさんの滞在記です。
 彼女は小さい頃からバレエを続けているため、
 スイスでも普通の高校が終わった後、バレエスクールに通っています。

Vol.1 Gruezi mitenand!!! Wie geht es??
Vol.2 Winter timeに変わりました。
Vol.3 パリへ行ってきました!
Vol.4 THE LAST LETTER FROM SWITZERLAND

   Vol.4 (2006.6.8) THE LAST LETTER FROM SWITZERLAND 
 


  スイスに来て学んだ事はあまりにも多い。

  ホストファミリーを通して、
  或いは日本と全く違う学校生活を通して、
  はたまた他国の留学生との交流を通して…
  思い起こすと、きりがありません。

  この1年間を振り返って見て、
  スイスに留学して本当に良かったと感じています。

  国語が幾つもあるスイスという国で生活していると、
  『言葉』の大切さについていつも深く考えさせられます。
  彼等の持つ言語能力の高さという点だけではなく、
  特にSwiss German(Schweizerdeutsch)と
  High German(Hochdeutsch)の関係という、
  私がこの1年間で1番苦労し、考えさせられた問題がそれです。
  スイスは皆さんご存知のように
  北はドイツ、南はイタリア、東はオーストリア、西はフランスという
  列強に取り囲まれた小さな国です。
  その為それぞれの国境に近い地方ごとに、話す言葉も違い、
  スイスにはドイツ語、フランス語、イタリア語
  そして古来のロマンシュ語と言う4つの公用語が話されているのです。
  勿論英語は何処でも通用します。

  私が滞在したスイス最大の都市チューリッヒはドイツ語圏ですが、
  そこで話されるスイス・ジャーマンはドイツ語には違いないのですが、
  私はSwiss Germanはドイツ語とは違う、
  一つの国語として認識すべきだと思うようになりました。
  理由として、Swiss Germanをドイツ人は全く理解する事が出来ない
  と言う 現象がある為です。
  日本の私の家にホームステイしていた女の子
  (スイス人で清心女子高校に通学)も同じ事を言っていました。
  ドイツ語とは発音も文法も単語も変わってくるので、
  最初のうちは私もSwiss Germanをまったく理解出来ませんでした。
  でも、周りは日常生活でSwiss Germanを使うし、
  ドイツ語が話せるようになって来ると
  なんとなくでも意味を理解出来るようになってきました。
  今は彼等が何を言っているのかほぼ理解出来るし、
  簡単な会話なら私でも出来ます。
  ドイツ語だけでなく、スイスで使われるドイツ語も
  この1年で学ぶ事が出来、嬉しく思います。
  イタリア語圏で話されるイタリア語はイタリア人が解る。
  フランス語圏で話されるフランス語もフランス人にそのまま理解される。
  ところがスイスの6割5分を占めるドイツ語圏のドイツ語だけは
  ドイツ人には全く理解できない。
  いつか機会があれば、フランス語やイタリア語に対する場合と違い、
  何故スイス人がドイツ人のドイツ語を完全に理解していながら、
  ドイツ人には理解されないドイツ語を作り上げるに至ったか 、
  調べて見たい気がしています。

  語学だけでなく、スイスの文化や周辺国への旅を通して、
  私はそれらの文化についても色々知る事が出来ました。
  その体験は今後多くの人に
  何らかの形で伝える事が出来たらいいなと思います。
  帰国まで残りあと1ヶ月。
  その間友人とドイツへ行ったり、
  修学旅行でクラスメイトとジュネーブに行ったりと、
  予定がまだ一杯詰まった私の留学生活、
  『楽しかった』だけで終わらせたくありません。

  Ich liebe die Schweiz.
  Ich habe viele Dinge in der Schweiz gelernt.
  Ich bin sehr glucklich dass ich in der Schweiz
  als eine Austauschschulerin sein konnte.
  Jetzt Ich danke meiner Familie und meiner Gastfamilie.
  Ich werde diesesAustauschjahr nie nie nie vergessen!!

  (ちなみにこの文は High Germanです。)

   
 
 Vol.3(2006.3.28)   パリへ行ってきました!
 
演劇 ベルサイユ宮殿 ノートルダム大聖堂
ルーブル美術館
  
  2月の下旬に1週間程、ホストファミリーとパリへ行って来ました。
  残念ながら天候は生憎の雨、雪でとても寒かったのですが、
  とても充実した旅行でした。
  ルーブル美術館では今本などで話題のモナリザや、
  ナポレン戴冠式などの作品を間近で見る事が出来ましたし、
  ヴェルサイユ宮殿では日本人の多さに驚かされながらも
  フランス王朝の華やかさ、また革命時の勇ましい様子を身近で感じ、
  ヨーロッパの歴史に触れる事が出来た事を嬉しく思いました。

  3月初旬はZürichも雪が降って一面真っ白でした。
  夜ホストマザー、シスターと一緒に何回か散歩に行ったのですが、
  ライトに照らされキラキラ光った雪があまりにも綺麗で忘れられません。

  そして、3月8日~12日にわたり、
  学校でダンスの公演がありました。
  学校の隣にAULAという劇場があり、
  ダンスや演劇の公演が毎年行われるそうです。
  私が学校に通い始めた9月から今まで、
  ずっと練習を重ねて来た成果が出たようで、
  お客様の反応もとても良かったように感じました。
  この公演で、私は自分のソロを自分で振り付ける、
  という初めての経験をしました。
  数分しかない踊りでも、
  一から振り付けるとなると大変で色々と苦労しました。
  でも、スイスに来てからダンスに関する知識も増え、
  本当に勉強になります。

  先日は地理の時間に新潟についてのプレゼンをしたのですが、
  やはりというべきか残念というべきか、
  新潟はもちろん、
  日本の事も私が思っていたより知られていませんでした。
  なので、こういう機会に
  日本の事を知ってもらうのは良い事だと思いました。
  最近は、オリンピックスケートで金メダル、
  野球も日本が世界一と、アジア初の快挙をとげています。
  今日本を外から見ている私からすると、
  とても勇気付けられるニュースでした。
  日本人はヨーロッパ人に頭が下がりがちです。
  日本人である事に誇りを持って
   はっきりと意見の言える人間になりたいですね。

  3月26日からはまたサマータイムになり、
  昨日は1日半袖で過ごしました。
  7時になっても明るい、
  私がスイスに来たばっかりの頃と変わらない天候です。
  日本に帰る日がだんだん近づいて来ました。
パリ
パリ
レストラン
スケート 山 山頂で
家の前の通り クリスマスツリー 冬の日
友達と ダンスパーティー
 
 
 Vol.1(2005.9.23)
 Gruezi mitenand!!! Wie geht es??  (こんにちは!お元気ですか?)


 

私がスイスに着いてまだ間もない頃、
ホストファザーが“Luzern”というチューリッヒから電車で約1時間の所に
私を連れて行ってくれました。
その時私が目にしたスイスの壮大で美しい景色が今でも忘れられません。

私の住んでいるチューリッヒは人口約35万人で、
とてもにぎやかな町ですが、
その町の中にも花や木が溢れていて湖では白鳥達がのんびりとしている、
素敵な所です。

そんな町で生活するようになって、1ヶ月が過ぎ、もうすぐ2ヶ月目です。

最初の1ヶ月はドイツ語学校に通っていましたが、
今は普通の学校が始まりました。
朝1番早い授業は7:45から始まり、
夕方5:00までびっしり授業があったりします。

でも、この前は運がよく、午前中1時間授業があった後、
先生の都合でなくなった授業の時間に
クラスの友達とチューリッヒの街中へ出かけました。

学校の敷地内に“MENSA”という学生食堂がありますが、
私はクラスのみんなと友達と街に出て公園で食べるランチが好きです。

授業の方はドイツ語をもっと学ばなければいけない私にとっては、
とても難しいですが、
周りの人たちにとにかく質問したり、マネしたりしながらがんばっています(笑)

そして、こっちの学校の授業を受けていて思ったことが1つ。

それは授業で生徒たちが積極的に発言をし、
みんなが授業に参加しているということ。
どの授業でも間違うことをおそれずにみんなが手を挙げて発言しています。
そして一人一人が自分の意見をきちんと言えるところは
私たち日本人も見習わなきゃなぁ、と思いました。

私の学校生活、まだまだ始まったばかりですが、
失敗をおそれずに少しずつでも前に進もうと思います。
バレエの方もなかなか忙しいですが、勉強に関しても、バレエに関しても
新しいことをたくさん学ぶことのできる私はとても幸せだと思います。

Jetzt ist die Schweiz sehr kalt.
Abe rich kann ein en Schwarz en Tee mit meiner Gastfamilie trinken, und ein glu¨ckliches leben fu¨hren.
Ich freue Also, scho¨nen Tag, bis bald!!! Auf Wiederserhen (*^U^*)



 
 Vol.2(2005.11.4) Winter timeに変わりました。
  スイスは10月31日からWinter timeに変わりました。
その日は朝起きたら自分の持っている時計も
前の日より針を1時間遅らせました。
ついこの前までSummer timeで、夜7時になっても明るかったのに、
今ではもう7時前に暗くなります。

でもスイスもすっかり冬になったのかな、と思っていたら
先週はずっと良い天気でとても暖かい日が続いたんです。
それで、その週末はホストマザーと一緒に
Rigiという山へ行ってきました。
標高約2000mで、
頂上からはフランスやドイツの森を見る事が出来ました。
その森を見ながら
『スイスは本当に小さな国よね』
とホストマザーは言っていましたが、
私はこんなに小さい国の中にたくさんの自然が詰まっていて、
そんな綺麗な所で暮らせるスイスの人達は
とても幸せだと思いました。
またそれと同時に羨ましいとも思いました。

私がスイスの人達を羨ましいと思う理由は他にもあって、
それは彼らの語学能力についてです。
みなさんもご存知の通り、
スイスではドイツ語、フランス語、イタリア語、
そして少数ですがロマンシュ語を話す人達が集まって暮らしています。
したがってスイスの子供達は
大抵12歳頃から英語と同時に
第2母国語を勉強するのです。
高学年になればまた更に他の言語を学ぶ生徒が多いようです。
そうなると、スイスの子供達の多くは
3ヶ国語を日常生活で使えるようになる訳です。

私のクラスの友達で、母国語はドイツ語、
その他に英語、フランス語とイタリア語を話す子もいます。
日本ではほとんどの子供たちが
英語しか外国語を十分学ぶ機会がないので、
それは少し残念に思います。

1年というとても短い期間の留学ですが、
私も周りの友達の様に
様々な国の言葉をほんの少しでも話せるようになったらと思います。
幸い私は日本でフランス語を少し勉強していたので
スイスのフランス語圏に行った際
現地の人達と会話をする事が出来たのはとても嬉しかったです。

今月はバレエ学校の公演があって、
私も参加させていただける事になったので
その練習と毎日の学校生活などで
依然よりますます忙しくなりそうです。
今回の写真の中に私がドイツで撮ったものがあります。(一番上)
ドイツに電車ですぐ行く事が出来るのには少々驚きました。
Zurichから電車で約1時間です。
そう考えるとやはりスイスは小さい国なんですね(笑)
ドイツはドイツでスイスと違った、綺麗な古い町並みが印象的でしたが、
来年のワールドカップ開催地とだけあり
その準備も着々と進んでいるようでした。

Gestern war ein Fest fur Katholiken wie Halloween in der Schweiz.
Aber Zurich ist eine protestantische Stadt, also bin ich in die Schule gegangen.
Meine Kollegin wohnt in Freiburg und daher hatte sie diesen Tag keine Schule!
Ich fine das ist toll!!
Aber die Schule macht mir Spass und ich habe die Schule gern.
Also alles Gute!!
Bis bald.

 
 
 
 
ライン川